学科紹介

卒業研究

卒業研究は4年生の必修科目です。コンピュータメディア工学科では9研究室で学生諸君が「未来創造」につながる夢のある研究テーマに取り組みます。

3年生までの基礎科目・専門科目の知識をもとに、研究の場で自分のアイディアをソフトとハードの両面からカタチとして実現することを目指し応用力と実践力を養います。地域社会の技術的・環境的な問題を情報工学の知識・技術を用いて新たなカタチで解決する大学生活の集大成です。

コンピュータメディア工学科の研究分野と内容を紹介します。

画像・音響・情報

  • ・平田 幸広 准教授 (バーチャルリアリティ・ヒューマンインタフェース)
  • ・河合 浩志 准教授 (CG技術を用いたシミュレーションと可視化)
  • ・田邉  造  准教授 (ディジタル信号処理・スマートフォンアプリ)

坪坂 正太

坪坂 正太
諏訪東京理科大学大学院
工学・マネジメント研究科 2012年度修了
電子システム学科卒業
〔長野県〕東海大学付属第三高等学校出身

研究のポイントは、車をいかに滑らかに走らせることができるか!

交差点のウォークスルーの中で“走る”車を表現することが、私の研究テーマです。大変だったのは、車を滑らかに動かすこと。“静止”した車の写真から目の前を通り過ぎる“動く”車の画像を作成します。コツコツとした地道な作業が必要で、この研究で集中力やプログラミング能力が磨かれました。ウォークスルーは多彩な分野で大きな可能性を秘めた研究で、その礎を築けたことに誇りを感じています。

通信・ネットワーク

  • ・松江 英明 教授  (モバイル通信・無線通信・ネットワーク)
  • ・杉田 誠   准教授 (暗号・セキュリティ・ネットワーク)

長橋 崇晴

長橋 崇晴
諏訪東京理科大学大学院
工学・マネジメント研究科1年
電子システム工学科卒業
〔長野県〕松本工業高等学校出身

壁を一つひとつ乗り越えることで研究の手応えを実感しています!

動画などのリアルタイム系データを効率的に伝送するアクセス制御技術の開発を担当。当初は通信技術やプログラムなどのツールへの理解が足りず、何度も壁に突き当たりました。その都度、先生からアドバイスをいただき、仲間たちと話し合いながら壁を乗り越え、半年ほどでようやく手応えをつかみました。また興味が深まり、現在は大学院で研究を続行。次世代無線LANや携帯電話システム等を開発してITの進化に貢献したいと思っています。

計測・制御・知能

  • ・清水 俊治 教授 ( 医用・福祉工学・ヒューマンサイエンス)
  • ・市川 純章 教授(知能ロボティクス・メカトロニクス)

増田 園加

増田 園加
機械システム工学科 2012年度卒業
〔長野県〕豊科高等学校出身

スマホで楽しくロボットを操縦するプログラムを開発しました!

ブルートゥースを活用してスマホでロボットを操縦するプログラムを開発しました。プログラムの作成自体は難しくなく、授業で学習したC言語の知識で短期間で対応できました。ポイントは、使いやすい操縦感を探求すること。ボタンで動かす方法、ジェスチャーで動かす方法、傾けて動かす方法の3種類を開発し、実際にどれが使いやすいのかを検証・発表しました。この研究で培ったユーザー目線を、これからの仕事に生かしていきます

ディジタルメディア創成

  • ・水野 秀之 教授  (ヒューマンコンピュータインタラクション)
  • ・山口  一弘 助教  (ホログラフィ・高臨場感映像システム・光情報処理)

両角 葉月

両角 葉月
電子システム工学科4年
[長野県]岡谷工業高等学校出身

音声を制御する技術を活用して、iPhone向けアプリを開発しました!

2012年12月にiPhone向けアプリで、カラオケのように色変わりする歌詞が表示されるミュージックプレイヤー「カシレボ! JOYSOUND」のアップデート版が発売され、私はこの新機能のソフトウエア開発に携わりました。楽曲からBGMとボーカルを抽出して制御するプログラミングです。これにより楽曲からボーカルだけを取り除きBGMだけを抽出できるため、カラオケを楽しむことができます。現在はこの機能をパソコン上で実現できるよう、新たなプログラム開発に取り組んでいます。