卒業生メッセージ

無線通信技術を学び大手通信会社に就職した先輩からのメッセージ

ドコモの主力サービスであるLTEのスマートフォンやタブレットをネットワークに接続し、移動中も通信が途切れないように電波を制御するシステムの設計開発の部署に所属しています。私の担当は、ソフトウェアとハードウェアの設計をした後に、実際の動作の試験開発まで行っています。

難しそうに聞こえるかもしれませんが、実はみなさんに身近な仕事なのです。
みなさんが利用しているスマートフォンのWebや動画や音楽の視聴に欠かすことのできないデータ通信。データのダウンロードに時間がかかるとイヤですよね。みなさんがより便利にスマートフォンを使ってもらえるようにデータのダウンロード速度を上げる開発することで、みなさんに使って頂けるサービスとして提供しています。

やりがいは自分の設計開発したソフトウェアとハードウェアを融合した新しい機能が実際の社会で使われるときです。
新しい機能のサービスの提供前には、さまざまな条件で何度も何度も試験を行って動作を確認した後に、みなさんに使ってもらいます。こうして開発したサービスの開始後に、お客様から「快適になった」というお声を頂けたときは、大変だった日々を忘れるくらい非常にうれしく思います。

油井君インタビュー記事

学生時代の研究活動

私は3年生から通信・ネットワーク分野の松江研究室に所属し、学部の2年間・大学院の2年間と合計4年間を高速無線通信に関する研究を行ってきました。研究内容として、現在当たり前に使われているLTEシステムについて、どうやったらもっと早く通信できるのだろうか、もっと繋がりやすくするためにはどうすればいいのだろうか、といったテーマについて、先生や先輩さらには同期のみんなと議論を重ねながら取り組んできました。

大切なことは!自分のアイディア。自分のアイディアをコンピュータを用いて無線通信モデルとして構築して、ソフトウェアを使って計算機シミュレーションを実施。その後には実際にハードウェアを使ったフォールト実証実験を行うことで、自分のアイディアを解析・実証してきました。研究室で学んだ実践的な無線通信技術の知識や経験が、今の日々のお仕事の中で沢山活かされてると実感しています。

また、研究成果を学会へ発表する機会を頂いたことも本当に良い経験となりました。とくに初めての学会発表のときのことは今でも記憶に残っています。先生や先輩と事前に何度も何度も資料の修正やリハーサルを繰り返し、徹夜で発表準備をしたことはいまでも忘れられない思い出です。加えて、大勢の大学の先生、企業の技術者の前で自分のアイディアとその研究成果を発表した後に、様々な方からお褒めの言葉を頂いた経験はなによりの私の宝物です。

卒研発表

メッセージ

卒業した先輩としては。。。みなさんには ”仲間とともに学ぶことの楽しさ” を感じてほしいと思っています。学生時代を振り返ると、先生から言われた「研究や開発を行う楽しさを知ってください」という言葉が印象に残っています。研究は知識を習得し、その成果を得るだけが目的ではありませんし、1人だけで行うものでもありません。

研究を通じて、ひとつのことを成し遂げた達成感、ともに学び議論を交えることのできる仲間との出会いなど、多くのことを得るきっかけになりました。社会に出てからは、この経験がいつも私の支えになっており、新たな気づきへと繋がっています。

私の今後の目標は、課題を解決し改善提案ができる “システム開発のスペシャリスト” になることです。みなさんもソフトウェアとハードウェアの両面を学び、そして多角的な知識を身に付け、将来の日本を支える技術者になってほしいと願っています。ぜひ大学生活を仲間とともに楽しんでください。